コースディレクターより

OMMに向けた練習中の写真です。塩谷丸山の上ですが、このときは多分くだらないこと考えてます。
今回のOMR2019において、コースディレクターを努めます太田です。

昨年開催されたトランス石狩にチームサポートとして参加させていただいたことで、長距離をチーム戦で挑むレースの楽しさを知りました。ランナーの方々は、いつも大抵は単独でレースに挑まれることも多いかと思います。とはいえ100kmを超えるような長距離ともなれば、やはり協力し合える仲間がいることは心強いものだと思います。参加された各チーム毎に、挑む思いやその方法に違いはあれど、私自身はすごく楽しい思いをさせていただきました。企画立案、主催を努められた及川氏には大変感謝しております。
OMMという大会にこれまで3度ほど参加しましたが、必ずペアで参加しなくてはいけないというレギュレーションや、荷物をすべて背負って地図だけを頼りに目的地を目指すその形式に魅入られています。
ロゲイニングの魅力は与えられた情報を頼りに、自らの思考でゲームメイクしていくことにあると思います。地図にある等高線が目に見える光景と合致してCPを発見したときの高揚は、少なからず自分が冒険をしているのだなと思い知らされるものです。今回のOMRという企画の立ち上げは、昨年のトランス石狩が終わってすぐのこと、雨宮氏との会話の中で「広いエリアでのロゲイニングをしよう」というやりとりから始まりました。

エリアの選定について

エリアの選定は去年からの会話の中での雨宮氏のアイデアもあり、何箇所かの地域が候補として上がりました。
第一の条件として、ベースとなるキャンプ場があること。次にあまり札幌から遠く離れないこと。そしてできるだけ林道が張り巡らされている場所がふさわしいだろうと決めて選ぶこととしました。
今回選んだ小樽赤井川エリアについては、完璧とまではいかなくとも立てた条件についてはクリアできているだろうと感じています。小樽と赤井川に挟まれた山の中には、過去に使われていた古道や林道、作業道などが多数あります。エリアを選定するにあたり林道などの道を重視していた背景には、北海道の薮があまりにも深いために自由にルートを模索できないという理由があります。加えて、野生生物においてもヒグマの存在があるために、開催する立場としては薮の中には突入してほしくないという思いもありました。北海道という土地柄では、OMMで味わえる自由なルート構築という楽しさを簡単には味わえないのです。
そのため、現在でも通過できる古道や林道が複数ある場所を重視してエリアを選びました。

CPの選定について

この件については、ネタバレになるのであまり語ることはできないのですが、選んだ基準について少々お伝えします。
OMRは「草レース」であり事前準備をするスタッフもなく、CPの設置と撤去という作業がひどく負担になってしまいます。そもそもオリエンテーリング用のフラッグなどを、広範囲に渡って無許可に設置することはできないという理由から、CPを選ぶ方法として「既存の人工物」を利用するのが良いだろうということになりました。
とはいえ、それが今も現存するのか、その周囲がどのような環境になっているのか、そういった調査は5月末までに実施する予定です。
今回のCPの設定について監修を担う雨宮氏から、競技時間内にコンプリートできない設定をして欲しいという強い要望がありました。コンプリートした上でタイムを競う楽しさもありますが、すべてのCPをコンプリートできないからこその、ゲームメイクする楽しさもあります。おそらく雨宮氏の要望に応えることのできる設定になったかと思います。
本来のロゲイニングやOMMで味わえる、道のない場所や薮の中にあるCPを探す面白さは追求できなかったかもしれません。ですが、CPからCPへ、またその先のCPを繋いでゴールする道筋を考える、その自由さを味わっていただきたいという気持ちでCPの設定をいたしました。

走力、知力、判断力を研ぎ澄まして楽しんでいただければと思います。

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